民藝品の特性

民藝品とは具体的にどのようなものを指すのでしょうか? 柳は、そこに見られる特性を 次のように説明しています。
  1. 実用
  2. 複数
  3. 労働
  4. 廉価
  5. 無銘
  6. 地方
  7. 伝統
  8. 他力
  9. 分業
そして、そこに宿る民藝美は、
「健康な美」「自然の美」「無心の美」
であるとしています。
1実用性
観賞するためにつくられたものではなく、 なんらかの実用性を備えたものです。
金工品
2複数性
民衆の要求に応えるために、数多くつくられたものです。
3労働性
繰り返しの激しい労働によって得られる熟練した技術を伴うものです。
大津絵
4廉価性
誰もが買い求められるほどに値段が安いものです。
絵馬
5無銘性
特別な作家ではなく、無名の職人によってつくられたものです。
6地方性
それぞれの地域の暮らしに根ざした独自の色や形など、地方色が豊かです。
7伝統性
伝統という先人たちの技や知識の積み重ねによって守られています。
8他力性
個人の力というより、風土や自然の恵み、そして伝統の力など、 目に見えない大きな力によって支えられているものです。
壷屋の陶器
9分業性
数多く作るため、複数の人間による協同作業が必要です。

思想・歴史 入口に戻る
Copyright日本民藝館